【SPY】SPDR・S&P500連動ETFは、アップル、マイクロソフトなどの、米国を代表する大型株が占めるS&P500と連動した値動きが特徴のETFです。提供会社は、スパイダー社です。
SPYは、同じS&P500連動銘柄のバンガード社のVOOと、BLACK LOCK社のIVVの信託報酬より割高ですが0.0945%で提供しています。
因みに、VOOとIVVの信託報酬は0.04%、SPYは0.0945%ですが、100万円を投資したとして1年間にかかる費用は、400円と945円です。その差は、545円です。
SPY概要
SPYは、S&P500指数のパフォーマンスへの連動を目指したETFです。経費率はVOOやIVVと比較して0.0945%とややお高くなっています。年間配当利回りは1.73%です。配当は、年4回分割して支払われます。
SPYの配当落ち日と配当支払日
SPYの過去の配当落ち日は、表の二列目を参照ください。配当落ち月は3、6、9、12月です。
現地ベースの配当支払日は、配当落ち日から数日後になります。
私はSBI証券を主に使っていますが、SBI証券では、現地配当支払日から3日程度で入金されます。
新規に、SPYを購入するなら配当落ち日を確認してからタイミングを見て購入することをお勧めします。
直近の配当落ち日は下記リンクから確認してください。
SPYの直近の配当落ち日の確認:dividend.com
SPYのトータルリターン
SPYのトータルリターンは四半期末基準で、設定来9.7%です。5年間では13.28%です。
S&P500のチャート
S&P500と連動するSPYのことを語るには、S&P500のチャートも確認しておく必要がありますね。上記はgoogleファイナンスのチャートです。
S&P500は2009年ごろから右肩上がりですが、2002年ごろ、2008年のリーマンショック時に大きく下げています。
SPYが設定されたのは、1993年なので、何度も大幅下落を経験してきたことが分かります。
SPYの5年チャート
SPYの過去5年の週足チャートです。2015年は横ばい傾向ですが、ほぼ右肩上がりを続けてきたことが分かります。
SPYの5年チャート(週足)
下段の紫線のRSIを見ると、現在は70付近です。
2018年の年初は90付近まで上昇しましたが、米国で利上げを行ったことに伴う大幅な下落で50付近になり、そこから70ほどまで回復してきています。
SPYの構成銘柄上位10銘柄と構成比率
SPYの構成銘柄の上位10銘柄です。アップル、マイクロソフト、アマゾンなどの大型銘柄で構成されています。
SPYの資産構成
情報技術、ヘルスケアセクタ、金融、一般消費財に多く投資されていますが、情報技術は、26.03%と比率が大きくなっています。
SPYの構成銘柄上位10銘柄の配当利回り
SPYの構成銘柄10銘柄の2018年9月20日の株価と税引き前利回り、連続増配年を示します。個別株の購入を検討する場合に参考にしてください。
ティッカー | 株価 | 税引き前 利回り |
連続 増配年 |
---|---|---|---|
AAPL | 218.37$ | 1.34% | 5年 |
MSFT | 111.70$ | 1.65% | 14年 |
AMZN | 1926.42$ | 0% | - |
BRK-B | 220.95$ | 0% | - |
JPM | 117.62$ | 2.72% | 7年 |
FB | 163.06$ | 0% | - |
JNJ | 140.46$ | 2.56% | 55年 |
XOM | 84.63$ | 3.88% | 35年 |
GOOG | 1171.09$ | 0% | - |
GOOGL | 1171.09$ | 0% | - |
この上位10銘柄で、SPYの純資産に占める割合は21.76%を占めます。
SPYの税引き前利回りは1.73%なので、上位10銘柄の税引き前配当利回りの方が高い銘柄があります。
投資家にとって、ETFを買うか、個別を買うかいつも悩むところです。ですが、長期的に見ば分散投資によるリスク変動対策したETFを選択するべきです。
【SPY】SPDR・S&P500 まとめ
【SPY】SPDR・S&P500ETFは、米国のS&P500の大型株に連動し、分散投資をしている銘柄です。投資銘柄数は、505銘柄になります。
正直、VOOやIVVと比較すると、運用成績などはほぼ同等の成績です。どうしても手数料が割高なのが気になります。
ほとんど気にしなくてよい差なのですが、少しでも高いと思うと購入をためらってしまいますね。
VOOやIVVと同じ手数料0.04%になるのを待ちたいです。
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