【IVV】iシェアーズ・S&P500ETFは、アップル、マイクロソフトなどの、米国を代表する大型株が占めるS&P500と連動した値動きが特徴のETFです。提供会社は、BLACK LOCK社です。
IVVが人気の理由ですが、
それは、IVVを買えば米国の大型優良株を投資対象とし、505銘柄に分散投資できること、それでいて、信託報酬が0.04%と最安値水準であること、リーマンショック後からは、右肩上がり成長という実績からです。
IVVの詳細について見て行きましょう。
IVV概要
(引用元:BLACK LOCK)
IVVは、S&P500指数のパフォーマンスへの連動を目指したETFです。経費率は0.04%と最安値水準で、年間配当利回りは1.73%です。配当は、年4回分割して支払われます。
IVVの配当落ち日と配当支払日
IVVの過去の配当落ち日は、表の二列目を参照ください。配当落ち月は3、6、9、12月です。
現地ベースの配当支払日は、配当落ち日から数日後になります。
私はSBI証券を主に使っていますが、SBI証券では、現地配当支払日から3日程度で入金されます。
新規に、IVVを購入するなら配当落ち日を確認してからタイミングを見て購入することをお勧めします。直近の配当落ち日は下記リンクから確認してください。
IVVの直近の配当落ち日の確認:dividend.com
IVVの主なデータ
(引用元:BLACK LOCK)
IVVが設定されたのは、2000年5月15日です。S&P500指数の大型株を投資対象とし、米国の主要業種を代表する505銘柄で構成されています。
純資産総額は、1,663億ドルを超えます。日本円で18兆円を軽く超えます(1$112円として計算)。
IVVのトータルリターン
(引用元:BLACK LOCK)
IVVのトータルリターンは、設定来5.49%です。5年間では13.37%です。
S&P500のチャート
S&P500と連動するIVVのことを語るには、S&P500のチャートも確認しておく必要がありますね。上記はgoogleファイナンスのチャートです。
S&P500は2009年ごろから右肩上がりですが、2002年ごろ、2008年のリーマンショック時に大きく下げています。IVVの設定されたのは、2000年なので、2回の大幅下落を経験してきたことが分かります。
IVVの5年チャート
IVVの過去5年の週足チャートです。右肩上がりを続けてきたことが分かります。
IVVの5年チャート(週足)
下段の紫線のRSIを見ると、現在は70付近です。
2018年年初は80付近まで上昇しましたが、米国で利上げを行ったことに伴う大幅な下落で50付近になり、そこから70ほどまで回復してきています。
70を大きく超えていくかは分かりませんが、年末は上昇傾向になることが過去多かったので2018年の年末はどうなっているでしょうか?
私は、ETF購入時にもRSIで買い時を確認することが多いのですが、できれば、RSI30付近で購入したいものです。
IVVの構成銘柄上位10銘柄と構成比率
(引用元:BLACK LOCK)
IVVの構成銘柄の上位10銘柄です。アップル、マイクロソフト、アマゾンなどの大型銘柄で構成されています。
IVVの資産構成
(引用元:BLACK LOCK)
情報技術、ヘルスケアセクタ、金融、一般消費財に多く投資されていますが、情報技術は25.79%と比率が大きくなっています。
IVVの構成銘柄上位10銘柄の配当利回り
IVVの構成銘柄10銘柄の2018年9月20日の株価と税引き前利回り、連続増配年を示します。個別株の購入を検討する場合に参考にしてください。
ティッカー | 株価 | 税引き前 利回り |
連続 増配年 |
---|---|---|---|
AAPL | 218.37$ | 1.34% | 5年 |
MSFT | 111.70$ | 1.65% | 14年 |
AMZN | 1926.42$ | 0% | - |
BRK-B | 220.95$ | 0% | - |
JPM | 117.62$ | 2.72% | 7年 |
FB | 163.06$ | 0% | - |
JNJ | 140.46$ | 2.56% | 55年 |
XOM | 84.63$ | 3.88% | 35年 |
GOOG | 1171.09$ | 0% | - |
GOOGL | 1171.09$ | 0% | - |
この上位10銘柄で、IVVの純資産に占める割合は22.3%を占めます。
IVVの税引き前利回りは1.73%なので、上位10銘柄の税引き前配当利回りの方が高いのは事実です。
投資家にとって、ETFを買うか、個別を買うかいつも悩むところです。ですが、長期的に見ば分散投資によるリスク変動対策したETFを選択するべきです。
IVV iシェアーズ・S&P500 まとめ
【IVV】iシェアイーズ・S&P500ETFは、米国のS&P500の大型株に連動し、分散投資をしている銘柄です。
投資銘柄数は、509銘柄になります。
それでいて信託報酬は0.04%と超割安です。ウォーレンバフェット氏も、低コストETFを評価しています。
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