【PPL】PPLコーポレイションは、公益電力会社で、ペンシルべニア州に本社があります。発電と販売、その他、ケンタッキー州で天然ガスの販売を主に行っていて、英国で顧客数約800万弱、米国では300万弱の顧客に向けて事業を行っています。
旧社名はパシフィック・パワー・アンド・ライトなのですが、どうやらPPLはその頭文字をとって、社名を短くしたようです。この方が、ティッカーと同じになるので、投資家にはありがたいですね。
それでは、PPLが我々個人投資家の投資対象として適しているか見ていきましょう!!
- 【PPL】PPLコーポレーションの事業内容
- 【PPL】PPLコーポレーションの基本情報
- 【PPL】PPLコーポレーションの権利落ち日と配当支払日
- 【PPL】PPLコーポレーションのチャート
- 【PPL】PPLコーポレーションの一株利益と一株配当
- 【PPL】PPLコーポレーションの1株配当と増配率
- 【PPL】の一株配当と配当性向
- 【PPL】PPLコーポレーションのEPSとBPS
- 【PPL】PPLコーポレーションの売上と利益推移
- 【PPL】PPLコーポレーションのキャッシュフロー
- 【PPL】PPLコーポレーションと【SO】を比較
- 【PPL】PPLコーポレーション まとめ
【PPL】PPLコーポレーションの事業内容
PPLコーポレーションは、主に、英国のウェールズ地方と米国のペンシルベニア州、ケンタッキー州で事業を行っています。このうち、ケンタッキー州では天然ガスの供給も行っているようです。
事業は発電と、電力共有です。他の電力会社と比較して特殊なことをしているわけではありません。事業場所が、英国と米国ということを覚えておけばOKです。
気が付いた人は、米国株に詳しいお方!!私も保有している【NGG】ナショナル・グリッドと同じく英国と米国の2国で事業展開する電力会社です。
【PPL】PPLコーポレーションの基本情報
ティッカー:PPL
本社:アメリカ合衆国ペンシルべニア州
配当利回り:5.32%
1株配当:年間1.64ドル
配当性向:70.1%
連続増配年:7年
PER:14
PBR:2.2
連続増配年7年です。配当利回りは、5.32%。配当性向についても、70.1%とまだ余裕があります。長期投資目線で考えると現在の5%越えの配当利回りは流涎の的となります。他の銘柄の配当利回りを考えても遜色はありません。
【PPL】PPLコーポレーションの権利落ち日と配当支払日
【PPL】PPLコーポレーションの過去の 配当落ち日は、上表2列目になります。配当落ち月は、3月,6月,9月,12月で、配当支払い月は1月,4月,7月,10月(現地ベース)の年4回です。
【PPL】PPLコーポレーションのチャート
10年間の株価チャート(月足)
【PPL】PPLコーポレーションは、2017年7月ぐらいまで株価は右肩上がりでしたが、その後株価が大幅下落しています。配当利回りの観点からは、投資妙味が増しています。2018年は一時25$付近まで下落しました。
10年チャートでRSIが30%を割ったのは9年ぶりです。現在の株価は30.97$です。
5年間の株価チャート(週足)
5年チャートを見ると2017年7月ころからの下げで、2018年6月25.3$の株価を付けています。下がるときは下がり上がるときは上がるちう分かりやすいチャートに注目です。
【PPL】PPLコーポレーションの一株利益と一株配当
【PPL】PPLコーポレーションの1株利益は、でこぼこの状態です。
【PPL】PPLコーポレーションの1株配当と増配率
増配率を見ると、2011年に増配が停止しましたが、減配ではなく配当が前年同額のため連続増配停止!!惜しい!!ですが、少し配当に対する企業の姿勢に不安を感じるのは私だけでしょうか?
増配率は、そこまで高くないですが、毎年漸増しています。
【PPL】の一株配当と配当性向
2009年と2014年に配当性向が100%を超えていますが、他の年は50%台と余裕があり問題はないように見えます。
【PPL】PPLコーポレーションのEPSとBPS
【PPL】PPLコーポレーションの売上と利益推移
【PPL】PPLコーポレーションのキャッシュフロー
電力会社特有のキャッシュフローを示しています。投資キャッシュフローが大きく、ここ5年はフリーキャッシュフローがマイナスになっています。フリーキャッシュフローがマイナスということは、借金経営ということになります。
電力会社は、安定事業なので成り立ちますが、フリーキャッシュフローがマイナスなのは経営、経営効率は良くない状態です。
私は過去5年のフリーキャッシュフローがトータルでマイナスになる企業は要注意だと考えています。普通の会社ならば銀行がお金を貸してくれなくなった時点で経営が回らなくなります。もう少し投資キャッシュフローを抑える施策を実施してほしいですね。
一見大丈夫か?この会社と思うかもしれませんが、他の電力会社もこのようなキャッシュフローとなりがちです。電力会社は設備投資が大きくどうしても投資CFが大きくなる傾向にあります。
【PPL】PPLコーポレーションと【SO】を比較
オレンジ色のラインが【SO】サザンエナジーの株価増減率ですが、過去10年の株価のパフォーマンスは、【SO】よりも良いです。チャート形状を眺めると、【SO】の方が、株価の上下幅が小さいです。
【PPL】PPLコーポレーション まとめ
PPLコーポレーションは、 英国と米国で事業を行う公益電力会社です。株価は、2016年6月23日の英国国民投票でEU離脱が決定し一旦下落、持ち直してきて2017年7月ごろから再び下落してきました。
EU離脱の影響は、公益事業なので経営を圧迫するほどは大きくないと私は考えていますが、英国が不況に陥った場合は、多少は影響があるかと思います。かといって、電気が無い生活は現代人にはできないので、あまり問題視はしていません。
株価の下落で高配当利回化してきている現在の配当利回りは、5.32%他の電力株と比較してそこまで高いわけではありません。NGGをすでに保有している私がこれからPPLにわざわざ投資るるか?と聞かれたら答えはNOです。
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