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①【米国電力株DUK、SO、D、NGGなど9銘柄比較】株価、配当利回り、配当性向、時価総額などを比較

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米国電力株は、【SO】サザン・カンパニー【D】ドミニオン・エナジー【DUK】デュークエナジー【NEE】ネクステラ・エナジー【NGG】ナショナル・グリッド【AEP】アメリカン・エレクトリック・パワー【ED】コンソリデーティッド・エジソン【AES】AES・コーポレーション【PLL】PLL・コーポレーションが比較的有名ですが、本当にどの銘柄が長期投資に合っているか知りたくて、今記事を書いています。

 

まずは上記9銘柄の2019年2月5日の終値基準で、株価時価総額、株価、配当利回り、配当性向、ベータ値(β値)を確認していきます。

 

◆米国公益電力株比較について順番に見ていきたい方はこちら

①米国公益電力株9銘柄の株価、配当利回り、配当性向、時価総額を比較⇐いまココ 

②米国公益電力株9銘柄のチャート比較で分かったこと 

③米国公益電力株9銘柄の増配率とトータルリターン 

米国公益電力株の時価総額と株価

ティッ
カー
銘柄名 時価総額US$ 株価US$
NEE ネクステラ・エナジー 85.155B 178.17
DUK デューク・エナジー 63.09B 87.82
D ドミニオン・エナジー 56.741B 71.45
SO サザン・カンパニー 50.138B 48.61
AEP アメリカン・エレクトリック・パワー 38.961B 79.47
NGG ナショナル・グリッド 37.34B 54.95
ED コンソリデーティッド・エジソン 24.167B 77.59
PPL PPLコーポレーション 22.369B 31.06
AES AESコーポレーション 11.226B 16.95

2019年2月5日の終値基準の時価総額順に並べた米国電力株と株価を示します。【NEE】が時価総額85.155B(US$)で1位です。約850億$の時価総額を日本円にすると、8兆5,000億円(分かりやすくするため1$100円として計算)です。

 

因みに東京電力の時価総額が、1兆767億2百万円なのでNEEの時価総額は東京電力の8倍以上ということになります。こうやって、身近な企業と比較すると、NEEの時価総額の大きさを感覚的に理解することができます。

 

時価総額順に、米国公益電力株を並べてみて初めてわかったことですが、私が保有している【NGG】の時価総額は6位です。米国株投資家に人気の【SO】サザン・カンパニーは時価総額4位です。

 

銘柄選定時には、このような形で同業他社に対して、購入検討中の株がどのくらいの市場規模なのか知っておくことが大切ですね。

米国公益電力株の配当利回り、配当性向、連続増配年

ティッ
カー
配当利回り% 配当性向% 連続増配年
NEE 2.49 57.2 9
DUK 4.22 78.6 12
D 5.14 88.9 10
SO 4.94 80.5 17
AEP 3.37 68.9 6
NGG 3.83 54.9 1
ED 3.81 69.5 44
PPL 5.28 70.1 7
AES 3.22 45.1 6

(出典:dividend.com)

次に税引き前の配当利回り、配当性向、連続増配年を見ていきます。上表の並びは時価総額順です。

 

配当利回りが最も高いのが、【PPL】PPL・コーポレーションの5.28%、次いで、【D】デューク・エナジーの5.14%、【SO】サザン・エナジーの4.94%です。

 

配当利回りが高い銘柄が大好物な私は、配当利回り5%以上の銘柄は要チェック銘柄入りです。

 

ただし、配当性向を見ると【D】、【SO】は、80%越えと少々余裕がなくなってきているようにも見えます。

 

私個人的には、配当利回りが良く、配当性向がこのぐらいであれば躊躇なく投資検討対象にしますが、配当利回りが高い銘柄は株価の成長に乏しい傾向になるのは頭に入れておいた方が良いです。銘柄選定は本当に悩みます。

 

連続増配年が最も長いのは【ED】コン・エジソンです。配当貴族銘柄です。長期投資家にとって、配当利回りにこだわるのも大切ですが、連続増配で永続する企業に投資するということも重要になります。

 

米国の著名経済学者のジェレミー・シーゲル博士も「永続する企業に投資することが高パフォーマンスをもたらす」と明言しております。

米国公益電力株のベータβ値とEPS

ティッ
カー
β値 EPS
NEE 0.07 13.88
DUK 0.07 4.11
D 0.22 3.74
SO 0.11 2.4
AEP 0.09 3.9
NGG 0.27 6.44
ED 0.2 4.99
PPL 0.42 2.13
AES 0.62 -0.41

ベータ値(β値)とは、ある指標に対して、株価変動の敏感度を表します。指標がダウだとすると、ベータ値が1ですと、ダウの値動きと、連動した値動きになるということになります。

 

ベータ値が0.5以下は、ディフェンシブ銘柄と言われるので、米国公益電力株のほとんどがディフェンシブ銘柄に分類されます。

 

EPSは「一株当たり利益」を示します。【AES】は一株利益がマイナス0.41です。赤字ということで、EPSだけで判断するとするとこの銘柄は購入検討対象から外れます。こうやって銘柄を比較していくとどの銘柄に投資するべきか分かり易くなります。

まとめ

米国公益電力株の銘柄選定のため、株式の基本中の基本の指標、株価、配当利回り、配当性向、株価時価総額、ベータ値、EPSを見てきました。

銘柄選定に当たり、まず初めに確認したい基本的な指標です。この指標だけでは、銘柄選定には情報不足なので、次回記事に続きます。

 

◆米国公益電力株比較について順番に見ていきたい方はこちら

①米国公益電力株9銘柄の株価、配当利回り、配当性向、時価総額を比較⇐いまココ 

②米国公益電力株9銘柄のチャート比較で分かったこと 

③米国公益電力株9銘柄の増配率とトータルリターン

 

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