【DOV】ドーバーは、産業機器などのインフラ製品を提供する1955年創業のアメリカ合衆国イリノイ州に本社を置く企業です。
連続増配63年の配当王で、安定した増配の歴史とともに株価も成長してきました。現在配当利回りは2.12%です。
事業内容は、多岐にわたり、産業用モータ、ポンプ、エネルギー機器、業務用冷蔵機、マーキング事業など幅広く展開しています。
それでは【DOV】ドーバーの銘柄分析をしていきます。
- 【DOV】ドーバーはどんな事業をしている会社か?
- 【DOV】ドーバーの基本情報
- 【DOV】ドーバーの権利落ち日と配当支払日
- 【DOV】ドーバーのチャート
- 【DOV】ドーバーの一株利益と一株配当
- 【DOV】ドーバーの一株利益と純資産
- 【DOV】ドーバーの一株配当と配当性向
- 【DOV】ドーバーのEPSとBPS
- 【DOV】ドーバーの売上と利益推移
- 【DOV】ドーバーのキャッシュフロー
- 【DOV】ドーバー まとめ
【DOV】ドーバーはどんな事業をしている会社か?
【DOV】ドーバーは、日本人にはほとんどなじみのない会社ですが、その 事業内容は多岐に渡っています。事業を大別すると3セグメントから構成されていて、
Engineered Systems
Fluids
Refrgeration&Food Equipment
の3部門です。
工場で、大量に作られている製品に、製造年月日や賞味期限などを刻印するマーキングシステム。
流体部門は、石油の輸送、ガソリンスタンドの給油機など専門性の必用な業務用機器を生産しています。
冷蔵、食品部門では、スーパーなどで使われる大型冷蔵庫を生産しています。
【DOV】ドーバーの基本情報
ティッカー:DOV
本社:アメリカ合衆国 イリノイ州
配当利回り:2.12%
1株配当:年間1.92ドル
配当性向:39.8%
連続増配年:63年
連続増配年63年です。配当利回りは、2.12%。配当性向についても、39.8%とまだ余裕があります。
【DOV】ドーバーの権利落ち日と配当支払日
【DOV】ドーバーの過去の 配当落ち日は、上表2列目になります。配当落ち月は、2月,5月,8月,11月で、配当支払い月は3月,6月,9月,12月の年4回です。
【DOV】ドーバーのチャート
10年間の株価チャート(月足)
株価は、2015年のチャイナショック付近は値下がりしましたが、2016年からは右肩上がりです。
5年間の株価チャート(週足)
5年チャートを見ると、2018年年初の、米国利上げによる株式市場全体の下げ、2018年年末の市場全体の下げ、産業分野は市場敏感株なので、同じように市場と連動しています。
【DOV】ドーバーの一株利益と一株配当
【DOV】ドーバーの一株利益と純資産
配当は、きれいな右肩上がりで、65年も連続増配しているにもかかわらずいまだに増配率は5%ほどです。こういったグラフを見せられると長期保有したくなります。
【DOV】ドーバーの一株配当と配当性向
配当性向は、25~50%台で、安定しています。65年間増配を続けていますが、まだまだ増配を続ける余裕がありそうです。
【DOV】ドーバーのEPSとBPS
【DOV】ドーバーの売上と利益推移
2014年から売り上げが落ちてきていてい、それに伴い営業利益率が落ちています。売り上げによって利益率が悪くなる事業構造だると理解できます。例えば製薬会社のPFFは売上が落ちても利益率は落ちないので、この辺は企業を理解するうえて知っておきたいとこです。
それでも、営業利益、純利益は確保しています。
【DOV】ドーバーのキャッシュフロー
営業キャッシュフローは2012年をピークに右肩さがりで、フリーキャッシュフローも同じく右肩下がりとなっています。投資キャッシュフローは、あまり大きくはなく、きゃしゅフローバランスは安定的です。
【DOV】ドーバー まとめ
【DOV】ドーバーは、一見配当利回りが2.5%程度と少し物足りなく感じますが、増配のたびに株価が上昇している結果です。株価の値動きも、市場の値動きと同じような軌跡をたどり、分かりやすい株とも言えます。
売上と利益、キャッシュフローを見ても、長期投資対象として、全く問題ない会社だと言えます。
僕も投資原資が大きければ投資対象として検討したい銘柄なのですが、富裕層が富裕層でいられるのは、原資があって、このような安定企業に投資できるからですね。
Good Luck!!
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