マイクロソフトは、知らない人はいない世界的大企業ですね。ビル・ゲイツ氏が、1975年に設立したソフトウェア会社です。
同社の設立と発展によりビルさんの2016年の個人資産の純資産額はなんと脅威の750億ドル。日本円にして約8兆2500億円(為替110円で計算)になっています。
株式投資の話からは逸れますが、ビルさんの家について興味がある方もいると思いますので、私が見つけた、サイトのURLを載せておきます。とても見やすくまとめられているサイトです。
株は、社長の人柄を買えと言われますが、家を見るだけでこの会社は、もうかっている会社だよということが分かります。
スケールが違います!!ビルさん自身も、慈善事業活動家として有名です。
それでは、本題に戻って、マイクロソフトの銘柄分析をしていきたいと思います。
- 【MSFT】マイクロソフトはどんな事業をしている会社か?
- 【MSFT】マイクロソフトの基本情報
- 【MSFT】マイクロソフトの権利落ち日と配当支払日
- 【MSFT】マイクロソフトのチャート
- 【MSFT】マイクロソフトのEPSと一株配当
- 【MSFT】マイクロソフトの一株配当と増配率
- 【MSFT】マイクロソフトの一株配当と配当性向
- 【MSFT】マイクロソフトのBPSとEPS
- 【MSFT】マイクロソフトの売上と利益推移
- 【MSFT】マイクロソフトのキャッシュフロー
- 【MSFT】マイクロソフト まとめ
【MSFT】マイクロソフトはどんな事業をしている会社か?
マイクロソフトと言えば、Windows、PC用OSで圧倒的なシェアを誇っています。
最近では、次の成長ドライバーとして、クラウド事業に力を入れています。
クラウド事業のトップはアマゾンAWSで売上高は150億$弱もあり、2番手がマイクロソフトAzureは約30億$ほどです。
大きく水をあけられている状況です。しかしながらクラウド事業の市場規模は、2015年で10兆円規模であり、その規模は現在も拡大しています。
米調査会社IDCは、パブリック(共有型)クラウド
パイが大きいクラウト事業へ投資が順調に推移している状況で、株価も堅調で、右肩上がりを維持している状況です。
その他の事業としては、word、excel、powerpoint、outlookなどのoffice製品、中でもoffice365などのクラウドビジネスは好調のようです。
【MSFT】マイクロソフトの基本情報
ティッカー:MSFT
本社:アメリカ合衆国ワシントン州
配当利回り:1.71%
1株配当:年間1.68ドル。
配当性向:43.8%
連続増配年:14年
PER:36.9
PBR:9.74
ROA:9.8%
ROE:29.4%
EPS:2.79%
上場:アメリカ NASDAQ市場
連続増配年14年です。配当利回りは、1.71%。配当性向についても、43.8%とまだまだ余裕があります。
【MSFT】マイクロソフトの権利落ち日と配当支払日
【MSFT】マイクロソフトの過去の 配当落ち日は、上表2列目になります。配当落ち月は、2月,5月,8月,11月で、配当支払い月は3月,6月,9月,12月の年4回です。
【MSFT】マイクロソフトのチャート
10年間の株価チャート(月足)
株価チャートは10年以上美しく右肩上がりを続けています。美しすぎてコメントはありません...見ての通り理想的!!!
【MSFT】マイクロソフトのEPSと一株配当
【MSFT】マイクロソフトの一株配当と増配率
DPS(一株当たり配当)は毎年上昇しています。増配率も10%以上となっていて、二桁を維持しています。
自社株買いも積極的でここ5年間で見れば、配当より自社株買いの方が多いほどです。
増配と、継続的な自社株買いで株の価値を高めてくれる銘柄なんてほとんどありません。
【MSFT】マイクロソフトの一株配当と配当性向
株価と同じく、1株配当も右肩上がりで、配当性向もまだまだ余裕があります。
配当利回りは、株価の上昇で、1.71%と低く見えますが、自社株買いも積極的なため、株価が上昇し、見た目の利回りが低く見えるといったものです。
キャピタルとインカム両得の銘柄です。
【MSFT】マイクロソフトのBPSとEPS
【MSFT】マイクロソフトは自社株買いに積極的な企業です。
過去10年でおよそ2割の巨額な自社株買いをしており、それに伴いEPSは1ドル近く増えています。
自社株買いペースはこの5年も衰えていません。今後の自社株買いにも期待したいところです。
一株当たり純資産(BPS)も、事業の成長と、自社株買いにより右肩上がりに伸びています。
【MSFT】マイクロソフトの売上と利益推移
【MSFT】マイクロソフトの2008年の営業利益率は、36.9%と恐ろしく驚異的な高収益企業でしたが、
2011年をピークに減少傾向にあり、2017年の営業利益率は、25.2%となっています。それでも依然として高い営業利益率を保っています。
この間、売り上げは6000億$から9000億ドル$と、1.5倍になりましたが、営業利益は横ばい傾向です。利益率が下がっているので、このような傾向になります。
近年、アマゾンや、google(アルファベット)などの競争企業が頭角を現しています。
WindowsOSのライバルとして、携帯はアンドロイド、iOS、ブラウザではgoogleクロームなど様々なライバルが登場しています。
とはいえ、私も仕事で使っているwordやエクセルなどのソフトにおいては、世界的な共通ソフトとなっていて、他社にこの分野の参入を許すことはないでしょう。
【MSFT】マイクロソフトのキャッシュフロー
注目すべきは、まずは、投資CFです。10年で徐々に増えてきて、2017年では2008年の3倍以上の投資キャッシュフローとなっています。
これは、現在力を入れている分野のクラウドの先行投資によるものです。
営業キャッシュフローと投資キャッシュフローの額自体も兆単位と莫大なものですし、漸増傾向に見えます。
クラウドの先行投資が落ち着いて、収穫の時期になれば利益を伸ばしていくことは確実です。
【MSFT】マイクロソフト まとめ
マイクロソフトは長期投資家にとって文句なしの投資先だと思います。
10%以上の増配率、配当性向にはまだまだ余裕があります。
また、過去5年間は自社株買いにも積極的で、次の収益ドライバーに成長するであろう「クラウド」にも積極投資しています。
財務的にもキャッシュフローが安定しています。もっとも長期投資に適した銘柄だと思います。
私も保有しています。
そして、会長は、世界一のお金持ちのビル・ゲイツ氏です!!
投資は自己判断ですが私は買いました。今後も買い増しするつもりです。
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