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【BA】ボーイングの株価は再び飛び立つのか?配当利回りは2.2%で株価は右肩上がりなので銘柄分析しよう!!

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【BA】ボーイングはアメリカは勿論、世界最大の航空宇宙産業企業です。1916年にウィリアム・ボーイングによって創業されました。

「ボーイング」カッコいい名前だなぁと思うのですが、創業者の名前が冠された企業は、創業者の名前自体がかっこいいことが多いと思うのは私だけでしょうか?

ボーイングは戦争とともに成長してきた企業です。このことをどう考えるかは人それぞれですが、投資家目線でボーイングについて銘柄分析していこうと思います。

【BA】ボーイングはどんな事業をしている会社か?

 【BA】ボーイングは、アメリカ合衆国イリノイ州シカゴに本社を置く世界最大の航空宇宙機器開発製造会社です。1997年にマクドネル・ダグラス社を買収したため、アメリカ合衆国唯一の大型旅客機製造会社です。

独占禁止法に抵触しそうなものですが、アメリカの国策企業のためそのような話は出ていないようです。

現在、実質的に唯一の競業他社であるヨーロッパのエアバス社と世界市場を争っていますが、ボーイングの省エネ性能に特化した中小型旅客機の開発路線があたり、エアバス社を大きく引き離している状況です。

ボーイングは、民間機、軍事機、衛星などを開発製造していますが、軍事機に関してはロッキード・マーティン社に敗れています。

航空機の生産は機密情報が含まれるためアメリカ国内で重要機関部の組み立てをおこなっていますが、中国に生産工場を建設している、ただし、塗装などの工場で技術的に重要事項の移転はしていない。

【BA】ボーイングの基本情報

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(出典:dividend.comのホームページ)

ティッカー:BA
本社:アメリカ合衆国 イリノイ州 シカゴ
配当利回り:2.20%
1株配当:年間8.22ドル
配当性向:56.3%
連続増配年:7年

連続増配年7年です。配当利回りは、2.20%。配当性向についても、56.3%とまだ余裕があります。

【BA】ボーイングの権利落ち日と配当支払日

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 【BA】ボーイングの過去の 配当落ち日は、上表2列目になります。配当落ち月は、2月,5月,8月,11月で、配当支払い月は3月,6月,9月,12月の年4回です。

【BA】ボーイングのチャート

10年間の株価チャート(月足)

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航空機の販売は、国策事業的なところもあり、例えば、米中貿易戦争で中国が貿易不均衡の是正のため1兆円分の旅客航空機を購入を提示したり、一旦受注すると巨額なお金が動くことが多くなってきています。 

こういった背景から、【BA】ボーイングの業績が読みにくいところがありますが、トランプ政権の保護主義政策により株価が急騰しています。

直近の株価は、墜落事故の影響で大幅下落していますが、それでも375$まで戻ってきています。

僕の考えですが、墜落事故をおこしていてこの株価を維持していることに違和感を覚えるほどです。

5年間の株価チャート(週足)

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5年チャートを見るとわかりやすいですが、2018年の年末にかけて大きく株価が値下がりして300$付近の株価をつけて2019年から株価は大きく上がっていました。そして現在は墜落事故の状況の様子見で株価が停滞しています。

【BA】ボーイングの一株利益と一株配当

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【BA】ボーイングの一株配当と増配率

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DPS(一株当たり配当)は、2012年から大きく上がり続けています。増配率は20%以上を維持していて、それにともない株価も上がっています。

【BA】ボーイングの一株配当と配当性向

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 配当性向は20%以上の増配をしているにもかかわらず、ほとんどが50%以下の配当性向で、稼ぎながら増配するという理想的な状態なのが分かります。

【BA】ボーイングのEPSとBPS

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EPSは右肩上がりで成長していますが、2017年と2018年の伸びは目を見張るものがあります。BPSは2014年までは成長していますが、2014年以降は下がり続けています。

【BA】ボーイングの売上と利益推移

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売上は漸増傾向に見えますが、営業利益率が思ったよ低いことが見て取れます。開発や製造、人件費に大きなコストがかかっています。典型的な製造業企業ですね。

営業利益についても成長していて、純利益も成長しています。

【BA】ボーイングのキャッシュフロー

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営業キャッシュフローは右肩上がり、フリーキャッシュフローもそれに伴い成長しています。

【BA】ボーイング まとめ

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現在、墜落事故調査と対策真っただ中のBAボーイングですが、今後調査が進んでいけば真の原因が公になっていくと思います。それにしっかりと誠意を持って対応するかどうかが、【BA】へ投資するかしないかの一つの指標になると僕は考えています。

Good Luck!!

 

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