【RTN】レイセオンはアメリカ合衆国の軍需製品メーカーで、本社をマサチューセッツ州ウォルサムに置く。主要製品はミサイルとレーダーで、軍需製品の売り上げ高は世界一位です。
調査時の株価は、182.08$で、配当利回り2.07%です、それでは、配当利回りや、配当落ち日、配当性向、収益推移、キャッシュフローを確認していきましょう。
- 【RTN】レイセオンはどんな事業をしている会社か?
- 【RTN】レイセオンの基本情報
- 【RTN】レイセオンの権利落ち日と配当支払日
- 【RTN】レイセオンのチャート
- 【RTN】レイセオンの一株利益と一株配当
- 【RTN】レイセオンの一株利益と純資産
- 【RTN】レイセオンの一株配当と配当性向
- 【RTN】レイセオンのEPSとBPS
- 【RTN】レイセオンの売上と利益推移
- 【RTN】レイセオンのキャッシュフロー
- 【RTN】レイセオン まとめ
【RTN】レイセオンはどんな事業をしている会社か?
【RTN】は軍事製品メーカーですが、その事業は、ミサイル開発、レーダー開発、無人機、ソナー、パワードスーツなど多岐に渡っています。
売上の9割以上が、軍需製品という会社です。レイセオンの製品で、日本の一般人でも知っているのが、トマホークミサイルと、パトリオットミサイルではないでしょうか?
日本の自衛隊には、パトリオットミサイルの改良版のPAC-3が導入されています。その製品の質から、民間企業と言うよりは、実質国営企業という感じで、国、政治が大きく経営に係ります。
【RTN】レイセオンの基本情報
(出典:dividend.comのホームページ)
ティッカー:RTN
本社:マサチューセッツ州ウォルサム
配当利回り:2.07%
1株配当:年間3.77ドル
配当性向:38.0%
連続増配年:14年
連続増配年14年です。配当利回りは、2.07%。配当性向についても、38.0%とまだ余裕があります。リーマンショックの時も増配しています。世界経済が不安定なときでも増配できる企業は多くありません。顧客が国であることの強みと言えます。
【RTN】レイセオンの権利落ち日と配当支払日
【RTN】レイセオンの過去の 配当落ち日は、上表2列目になります。配当落ち月は、1月,4月,7月,10月で、配当支払い月は2月,5月,8月,11月の年4回です。
【RTN】レイセオンのチャート
10年間の株価チャート(月足)
(出典:SBI証券)
RSIを見ると2018年末に割安を示す30%付近まで下がっています。直近ではここが買い時だったようです。過去10年のRSIのチャートを見ると70%付近のことが多く、人気株であることが分かります。
2013年以降の株価の成長は素晴らしいものですが、軍需製品の中でもミサイル分野に強く、中国の軍国主義的な国家戦略やテロリスト対策などにより、軍需製品関連市場は今後も拡大していくことが予想されます。
5年間の株価チャート(週足)
(出典:SBI証券)
5年チャートを見るとわかりやすいですが、2018年の年末にかけての下げで150$付近まで下がっています。結果論ですが、現在の株価は、180$付近なのでここが直近の買い時でした。
これ以下のデータは、出典についての記載がない場合、MorningStar社のホームページより取得し、僕がグラフ化したものです。最新情報はMorningStar社のホームページを参照ください。
【RTN】レイセオンの一株利益と一株配当
【RTN】レイセオンの一株利益と純資産
DPS(一株当たり配当)は、きれいに上がり続けています。増配率は10%前後を維持していて、それにともない株価も上がっています。
【RTN】レイセオンの一株配当と配当性向
低い配当性向と右肩上がりの配当を見ると、美しささえ覚えます。長く投資するならこのような企業が安心かもしれないなと思えますね。
【RTN】レイセオンのEPSとBPS
EPS(一株利益)は10年で2倍以上に成長しています。
【RTN】レイセオンの売上と利益推移
軍需企業は、製造業ですから営業利益率は低くなりがちなのですが、レイセオンは 営業利益率は良いほうだと思います。
【RTN】レイセオンのキャッシュフロー
キャッシュフローは安定しています。近年投資キャッシュフローが増加しがちですが、全く問題ない水準です。
【RTN】レイセオン まとめ
米中の軍事覇権争いから今後も軍事費が上がる傾向であることが予想されます。配当利回りは、2.07%と高くは無いですが、近年の増配率が10%前後と満足する水準を維持しています。連続増配も14年ですし、増配を維持していくだけの力も十分にありそうです。
Good Luck!!
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