日立サラリーマンの米国株投資

『知識は力☆自由で幸せな人生を手に入れるためにいっしょに学ぼう!!』

日立製作所社員持株会に入って3年後の損益を大公開!

 日立は素晴らしい会社です。年々、売上高の海外比率が上がっていてグローバル企業としての道を着実に歩んでいます。

 昨今、 持株会を導入する企業や加入者は年々増加傾向にあり、持株会は会社が従業員のために用意する資産形成手段の1つとして注目されています。

社員側の持株会加入のメリットは、「報奨金」です。自分の手出しに対して、会社側が上乗せして毎月自社株を買ってくれます。

日立製作所持株会の場合、グループ企業の従業員も社員持株会に加入可能で、業績により投資額に対して、5% or 10%の報奨金が付与され、自分の拠出額よりも多くの株を購入することができます。2022年度は業績が良く2023年は、10%の報奨金が出ます。

持株会の報奨金は最強!!

 2021年3月末時点の東証上場企業3752社のうち、86%にあたる3239社が従業員持株会制度を導入しています。持株会加入者数も増えており、2020年度の加入者数は前年度比1.5%増の293.6万人に上っています。

私が持株会を始めた当初は、毎月20,000円を毎月の給料から積立し、ボーナス月は、4倍の8万円をプラスで積立していて、年間、2万円×12カ月+8万円×2回=40万円を投資していました。これにプラスで、報奨金が5%である場合、年間2万円分が報奨金として株を多く買ってくれるわけです。

日立の株は近年とても調子がよく右肩上がりとなっています。

私が、日立製作所社員持株会を始めたのは、2020年の(チャートの矢印⇒)のころからなのですが、買った直後に大暴落して、焦りましたが、暴落後は右肩上がりを続けています。今では本当に社員持株会をやってよかったと思っています。

報奨金は5%、10%が多い

 社員持株会のルールは、企業により異なるため、自分の所属する会社の社員持株会の会則を調べることをお勧めします。でも、普通の企業なら似たり寄ったりだと思いますので、我が日立製作所の社員持株会を例に書いていきます。

私が、持株会に入ろうと思ったのは、日立の株価が右肩上がりから、調整が来て下り始めた時です。

私は、社員持株会を始める前から、株式投資をしていたので、株は「安いときに買って、高いときに売る」ということを肝に銘じていました。

結果、自分の想定より、一時的に落ち込みましたが、それから3年、株価は右肩上がりとなっています。

日立の持株会の場合、積立の買付日は指定できません。毎月月初、大体、3日ぐらいに買付がなされ、購入数と購入単価がシステムに反映されるのが毎月8日ぐらいです。

日立の場合、「野村證券」が社員持株会の管理をしていて、いつでも自分の社員持株会の損益をWebで見ることが可能です。

日立の場合、報奨金の率は営業利益率で決まっていて、業績により5%か10%を毎年6月ぐらいに発表されます。

 私が、報奨金に注目して社員持株会を始めたの大きな理由が、実は報奨金は実質額面よりも大きいと考えたからです。

 自分の給料のみで株を買う場合、所得税、社会保険料がひかれた手取り給与で買うことになります。一方報奨金は手出し金額に対して5%または、10%の割増で多く株を買ってくれます。年収にもよりますが、税引き後の金額ではないので、2割増しで報奨金が出ていると考えることができます。

給与明細にも報奨金が書かれているので、給料が、持株会で投資するだで増えたと錯覚できるのがうれしいところです。

社員持株会のデメリットはない?

「社員持株会」でグーグル検索すると、「給料を貰う会社で社員持株会をすると、倒産時、収入と株価下落で詰む」のがデメリットだという記事がたくさん出てきますが、

私はそうは思いません。これは株式投資をしたことがない人が書いた記事だと思います(コピペ記事が量産されている?)。

社員持株会は単元株になれば、手続きをすれば売却することが可能です。奨励金のメリットを享受しながら、適宜、売却していけばよいだけです。

社員持株会から、売却までの流れは次の流れになります。日立製作所の社員持株会の場合を例に挙げます。

 

①個人で野村證券口座を開設する(持株会の株式の移動先なります)

➁個人の野村證券口座と社員持株会口座を紐付ける(設定すれば良いだけ)

③毎月積み立てを実施し単元株数を超える(例:100株)

④Webで社員持株会の「一部引き出し」の申請をする

⑤2週間ほどで社員持株会事務局より引き出しの承認が下りる

⑥⑤の承認後数日で、持株が個人の野村証券口座に移動

⑦場合によっては、野村証券よりSBI証券口座に株式移管

 

以上が、すべてWebで完結できます。日立の場合、上司に、持株会の加入や、一部引き出しのお伺いを立てることもなくWeb完結できます。

 

社員持株会のデメリットというよりも、株式投資のデメリットとして、「金の卵を一つの籠にもるな」とうことをしなければよいだけの話で、適時持株数を調整すればよいだけの話です。私の場合投資全資産の10%を超えないようにしています。

そして、売った場合は、インデックス投資資産のeMaxis Slim S&P500を買い付けていこうと思っています。

社員持株会のメリット、デメリット

社員持株会のメリット、デメリットを正しく整理したいと思います。

メリット

 報奨金があり拠出金より多くの株を買ってもらえる。そのほか、仕事に対するモチベーションが上がるなど良く言われますが、私の場合は、「報奨金」がもらえること以外

あまりメリットは感じられません。

デメリット

 デメリットは、株価の下落があります。これは株式投資をすればどんな銘柄を保有していてもあり得ます。報奨金がある分、一般より有利に投資できるため、「株価下落」を社員持株会のデメリットに入れる必要はないと思います。これは持株数を調整することで回避することができます。

 

社員持株会は、株式投資をすでにしている人であるならな「報奨金」というメリットしかないといえると思います。

社員持株会を始めるときに考えるべきこと

社員持株会を始めるときに考えるべきこととして大切なのは「社員持株会の」デメリットではなく、自分の会社の業績が今後伸びていくか?だと思います。

社員持株会は、一般社員の場合、インサイダー取引にはなりません。ですが、会社内にいる人であれば、自分の会社の業績が今後伸びていくのか?は一般投資家よりも肌で感じられるのは間違いないと思います。

 

 ここで、私が日立製作所の持株会を始めた時に、考えたことを紹介します。

①優秀すぎる社員が多いので、業績が伸びる。

➁社長が、グローバル企業を目指し、ITに力を入れている。

③次の成長のための、種まきがしっかりされている。

④海外売り上げだかが着実に伸びている。

⑤社員教育やコンプライアンスにかなりお金をかけている

⑥社長が言っていることと、実際の会社の変化状況は合っている。

 

などなど、社員であれば日々の勤務でわかることを並べて考えて、「社員としては当たり前になっているが、一般的に強い企業しかできないよね」と分析し社員持株会を始めました。結果は大当たりでした。

Webの情報の、上っ面の情報をうのみにせずに、自分で調べることが本当に大切だと思います。

まとめ

 ここまで社員持株会について、リアルな情報をお伝えしてきました。3年間社員持株会をやってきて、損益は、約140万円のおプラスです。これに配当金と奨励金をプラスすると約160万円のプラスになります。

社員持株会で大きな利益を得ることができる場合があります。皆さんもご自分の会社の持株会に入会してはいかかでしょうか?

次のは実際の日立製作所社員持株会の、運用について記事にしたいと思います。