米国株へ投資しているのはなぜ?と聞かれたら
『安定した配当で複利運用できるから』と答えます。
米国には配当王と呼ばれる連続増配50年以上の銘柄や、連続増配25年以上の配当貴族と呼ばれる銘柄が合わせて138銘柄もある。
日本には長期で連続増配を維持するのは、「花王」の1社のみです。米国株の強さを感じますね。
米国株で長期運用する投資家のよりどころとなる配当金ですが、配当金はキャピタルゲインと違い「読める利益」というのが最大の特徴。
米国企業は、株主を大切にするので、配当金をそう簡単に減配しません。それをよりどころに複利運用のポートフォリオを組み、長期で運用していくことが可能できます。
こういった投資戦略を組めるのは米国株ならではです。ここが米国株が選ばれる理由です。
今日は、この138社の2019年12月31日時点の、配当利回り、株価、1,3,5,10年の増配率、連続増配年分かる一覧表を紹介します。銘柄選びの参考にご使用ください!!
ではお楽しみください^^
連続以上25年以上の138銘柄の配当利回り順一覧表
この表は、配当貴族と配当王を一覧にしたものです。順番は2019年12月31日の終値基準で配当利回りが高い順に並べています。
注目は、「増配率」です。直近の配当利回りにとかく注目しがちですが、過去の増配率を知ることで、配当の成長性があるのか知る参考にすることができます。
日本の50年以上連続増配企業は「花王」だけなのに、米国にはこんなに長期にわたり増配を維持している会社が有るのです。米国企業の力を感じます。
米国株は、株主に超優しいのには理由がある
米国株が日本企業と比較して、株主還元に積極的でなのは、皆さんも知っているかもしれません。それには実は理由が有ります。
内部留保には課税される
日本企業が内部留保をため込んでいるというニュースを聞くことが有りますが、2017年度は日本企業の内部留保は446兆円と発表されています。
ため込み過ぎですね。
一方、米国には内部留保を持ちすぎるのを防ぐため「内部留保課税」なる税金がかかる仕組みがあります。
ですから、米国企業は、税金がかかるので株主還元をする方向に動いているのです。こういった税金を日本にも導入すれば経済も上向くと思います。
米国企業が株主還元に積極的な理由は、米国の税制によるところも大きいのです。日本にも導入されるべきですね。
連続増配が株価を支える
米国の株主は、企業運営に厳しい目で評価を行います。連続増配を続けることは、企業体力が有る証です。一たび増配がストップすると、株価自体が下落することが非常に多く、企業は増配維持に熱心になります。
連続増配企業であることが一種のブランド価値となり、また、株価安定の要因にもなっているのです。
まとめ
米国株には、25年以上の連続増配銘柄が138銘柄もあり、内50年以上連続で増配している企業は29社あります。日本には50年以上連続増配している企業は1社もありません。
リーマンショック時も連続増配している企業が138銘柄あるのは驚きで、あのリセッション時に増配していることは、株主還元姿勢は惚れるしかありません。
配当王:109社
配当貴族:29社
日本人米国株投資が好む銘柄も多くあり、配当利回りも高いです。例えば、
MO,T,XOM、KO、PEP、PG、JNJ、PEPを保有している方も多いでしょう。
では、KO、JNJ、PGの1株配当と増配率をピックアップしてみます。
【KO】コカコーラ
世界的企業のコカコーラは、絶対に倒産しない企業の一つと考えてもいいはずです。配当利回りも台と高く、インカムゲインもしっかりと得ることが期待できます。
【JNJ】ジョンソンアンドジョンソン
【JNJ】ジョンソン・エンド・ジョンソンは、アメリカ合衆国ニュージャージー州ニューブランズウィックに本社を置く、製薬、医療機器、その他のヘルスケア関連製品を取り扱う多国籍企業です。最近の株価も上昇傾向です。
増配率も、5%以上と高水準で優良株です。
【PG】プロクター・アンド・ギャンブル
PGの増配率は年々下がってきていますが、最近は株価が上昇を続けています。僕もPGを保有していますが、含み益が50%以上あります。
連続増配銘柄は、成長を続ける企業が多く投資対象とし検討の価値があります。
シーゲル博士は永続する企業に投資することが最も利益得ることが出来ると言っています。連続増配銘柄は長年配当を出すことができる体力があり、長期投資家にとって、投資対象として一考の価値が有ります。
投資は、よく考えてご自分の判断でお願いします
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