【P&G】プロクター&ギャンブルは世界最大級の一般消費財メーカーです。本社はアメリカ・オハイオ州シンシナティにあります。
P&Gは、ロウソクの製造と販売業を営むプロクターさんと、石鹸製造販売業のギャンブルさんが共同出資して1837年に設立されました。
初めは町の小さな工場だったのが、今は世界的な企業になっていいます。アメリカンドリームを体現してきた企業です。
- 【PG】プロクター&ギャンブルはどんな会社か?
- 【PG】プロクター&ギャンブルの投資情報
- 【PG】プロクター&ギャンブルの権利落ち日と配当支払日
- 【PG】プロクター&ギャンブルの購入タイミングは?
- 【PG】プロクター&ギャンブルのEPSと一株配当
- 【PG】プロクター&ギャンブルの一株配当と配当性向
- 【PG】プロクター&ギャンブルのBPSとEPS
- 【PG】プロクター&ギャンブルの売上と利益推移
- 【PG】プロクター&ギャンブルのキャッシュフロー
- 【PG】プロクター&ギャンブルへの投資のメリットデメリット
- 【PG】プロクター&ギャンブルまとめ
【PG】プロクター&ギャンブルはどんな会社か?
プロクター・アンド・ギャンブルは、米国の一般消費財メーカーの大手です。主に「P&G」のブランド名で家庭用品、パーソナルケア用品、工業用製品の製造・販売をしています。
大型小売店などを通じ、ヘアケア・スキンケア用品、電気かみそり、歯ブラシ・歯磨き粉、衣料用洗剤・消臭剤、紙おむつなどのベビー用品など幅広い製品を世界中で販売しています。
洗剤の「アリエール」、「ボールド」、「Tide」とか、髭剃りの「Gillette」、「ブラウン」、紙おむつの「パンパース」、化粧品の「SKⅡ」を販売しているメーカーです。
と言われるとP&Gが世界中の人々の生活の一部、なくてはならない企業にであることがが理解できると思います。
まだまだ、私たちの生活に浸透している製品があります。ヘアケア商品にも強く、ヴィダルサスーン、パンテーン、h&s、ハーバルエッセンス、ウエラなど数々のブランドを持っています。
みなさんもCMをご覧になったことがあるのではないでしょうか?
P&Gはこのように、一般消費財のなかでも多岐にわたりいろいろな超有名ブランドを持っています。
これは買収で、優良企業を取得してきた結果です。
自社開発製品だけでなく、買収企業の製品とシナジー効果を発揮して、高付加価値の知名度の高い製品を持つ企業を成長してきました。
【PG】プロクター&ギャンブルの投資情報
【PG】プロクター&ギャンブルの2018年6月15日の終値は77.38US$で、52週高値から18.29%下落しているという状態です。
現在の配当利回りは3.71%!!高配当状態となっています。そして一番の魅力は61年連続増配をしていることです。増配できるということは企業体力があるということを示しています。
【PG】プロクター&ギャンブルの権利落ち日と配当支払日
私のようなインカム投資家(配当目的の投資家)は、株の購入時に気になるのは配当落ち日と配当支払い月です。
【PG】プロクター&ギャンブルの過去の 配当落ち日は、上表2列目になります。配当落ち月は、1月,4月,7月,10月で、配当支払い月は2月,5月,8月,11月の年4回です。
【PG】プロクター&ギャンブルの購入タイミングは?
10年間の株価チャート(月足)
5年間の株価チャート(週足)
過去10年、5年チャートに株価の転換点を追加したチャートを示します。
リーマンショック時の安値は、43.93$でした。過去10年のチャートを見ると70$近辺と60$近辺で株価が反発しています。
この辺に抵抗線があること見て取れます。
【PG】プロクター&ギャンブルのEPSと一株配当
EPS:一株当たりの利益
【PG】プロクター&ギャンブルの一株配当と配当性向
きれいな右肩上がりの1株配当推移は見ていて気持ちが良いです。リーマンショック時も増配しています。
ただし増配スピードは2009年が0.19$、2013年は0.15$、2017年は0.04$と増配スピードが鈍化しています。
配当性向についても、2009年が45.8%、2013年が56.6%、2016年が83.7%と右肩上がりになっています。
しかしながら、2017年は配当性向が74.8%に下がっていて、増配余裕があります。これは、事業再編と統合の効果です。
【PG】プロクター&ギャンブルのBPSとEPS
BPS:1株あたり純資産
EPS:1株利益
BPS,EPSともに過去10年は横ばいです。EPS(1株利益)は5$以下でしたが、2017年は5.56$まで上がっています。2018年がどうなるか注目です。
【PG】プロクター&ギャンブルの売上と利益推移
売上は過去10年間減少傾向です。しかし!営業利益率は2013年に減少から増加に反転しています。これは、利益率の高い部門を残し、そうでない部門を統廃合した結果です。
これまで利益率は15%越え程でしたが、2017年は約22%まで上がっています。売上高にとらわれずに、良い事業を残し、純利益率を増加させる経営にシフトしていると見ることができます。
関係ありませんが、私の会社もこのような経営方針にシフトしてきています。
これまで企業は、売上高至上主義という体質がありましたが、純利益率がいくらかということを特に問われるようになってきていると思います。
2017年PGプロクターアンドギャンブルも売り上げは下がっていますが、純利益率が上がっています。ここに今後も注目していきたいですね。
【PG】プロクター&ギャンブルのキャッシュフロー
営業CF、投資CF、フリーCFは過去10年横ばいです。
経営効率化の効果が、今後どのようにでてくるかが注目されます。
【PG】プロクター&ギャンブルへの投資のメリットデメリット
【PG】プロクター&ギャンブルへの投資メリット、デメリットとしては、
メリット
①連続増配61年の実績(配当王)
②リーマンショック時にも増配したという実績
③配当利回り3.71%と高配当
④世界的規模
⑤ディフェンシブ銘柄
デメリット
①事業再編、経営効率化の結果が大きくは表れていない
経営効率化の結果がうまく業績に表れるかが直近の重要監視項目です。しかしながら、連続増配61年の企業ですので、今後も安定した配当が期待でます。
【PG】プロクター&ギャンブルまとめ
PGは、連続増配61年の配当王で、ディフェンシブ銘柄です。GIretteやh&sなどの製品は日本でもしれられているブランドで、人間の生活になくてはならない企業と言っても言い過ぎではありません。
私の保有している銘柄ですが、直近では、株価が70$付近であれば買い増していこうと思います。
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