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【NEE】米国公益電力企業ネクステラ・エナジーの配当利回は2.5%と低めだけど、株価は右肩上がりでキャピタル狙いの銘柄

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【NEE】ネクステラ・エナジーは、持株会社です。

【NEE】 ネクステラ・エナジーは、フロリダ州ジュノビーチに本社を構え、傘下にはフロリダ州の約500万世帯に電力を供給しているフロリダ・パワー&ライト・カンパニーがあります。

 

また、風力や太陽光など再生可能エネルギーを供給しているネクステラ・エナジー・リソーシズがあり、事業運営は主にこの2社が行なっています。

では銘柄分析していきましょう!

【NEE】ネクステラ・エナジーの事業内容

【NEE】ネクステラ・エナジーの事業内容で特徴的なのは、再生可能エネルギー発電量が多いことです。風力発電所、ソーラー発電所を所有しています。また、原子力発電所を4機持っていいます。

 

我々は、原子力発電所はリスクととらえがちですが、経営的には原子力発電は効率的です。経営的に儲けが無ければ、日本の事業者も、わざわざ再稼働を目指しません。株主視点では、安定、安全運営をしていってくれれば原子力発電は事業的にはプラスと考えるべきです。

 

【NEE】は事業を大きく分けて2社で管理しています。それは電力会社の通常の事業を行うFPLと再生可能エネルギー事業を行うNEERです。

FPL(フロリダ・パワー&ライト)

1925年に設立された電力会社 FPLは、高級住宅地として知られているフロリダ州の東海岸を中心に約500万の顧客に向け事業を行っています。フロリダ州における電気エネルギーの発電、送電、配電および販売に主に従事する料金規制電気事業者です。 

NEER(ネクステラ・エナジー・リソーシズ)

NEERは、再生可能エネルギーに注目し、長期契約資産の開発、取得、運用を重視するビジネス戦略を持つクリーンエネルギー企業です。卸売エネルギー市場で発電施設を所有、開発、建設、管理、運営をしています。

 

再生可能エネルギーを中心にとする発電所を米30州とカナダに保有しています。

 

再生可能エネルギー発電の割合は大きい順に、風力、原子力、太陽光で、その割合は=風力:原子力:太陽光=6:3:1となっています。

【NEE】ネクステラ・エナジーの株価基本情報

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(出展:dividend.com)

ティッカー:NEE
本社:アメリカ合衆国フロリダ州ジュノビーチ
配当利回り:2.5%
1株配当:年間4.44ドル
配当性向:57.2%
連続増配年:9年

連続増配年9年です。配当利回りは、2.5%。配当性向についても、57.2%とまだ余裕があります。配当利回りだけ見ると冴えないと言わざる負えません。

【NEE】ネクステラ・エナジーの権利落ち日と配当支払日

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【PPL】PPLコーポレーションの過去の 配当落ち日は、上表2列目になります。配当落ち月は、3月,6月,9月,12月で、配当支払い月は1月,4月,7月,10月(現地ベース)の年4回です。

【NEE】ネクステラ・エナジーのチャート

10年間の株価チャート(月足)

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【NEE】ネクステラ・エナジーの株価は、本当にきれいな右肩上がりです。

5年間の株価チャート(週足)

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【NEE】ネクステラ・エナジーの一株利益と一株配当

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【NEE】ネクステラ・エナジーの1株利益は、漸増しています。

【NEE】ネクステラ・エナジーの1株配当と増配率

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増配率を見ると、増配割合が比較的大きいですが、元々の配当利回りが小さいので高く見えるとも言えます。

【NEE】ネクステラ・エナジーと配当性向

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配当性向にはまだまだ余裕があります。

【NEE】ネクステラ・エナジーのEPSとBPS

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【NEE】ネクステラ・エナジーの売上と利益推移

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2012年の売り上げ高減少時にも純利益は確保できています。営業利益率も20%以上を維持していて漸増しています。経営効率が良くなってきていると見てよいでしょう。

【NEE】ネクステラ・エナジーのキャッシュフロー

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注目は、フリーキャッシュフローが2012年以外はプラスであること。他の電力会社と比較して、経営は全く問題なさそうです。米国電力会社のなかで最も素晴らしいキャッシュフローと言ってもいいでしょう。

 

フリーキャッシュフローがあれば、借金して無駄な利息を払う必要がなく経営的には申し分ありません。

 

電力会社は設備投資が大きくどうしても投資CFが大きくなる傾向にあります。

【NEE】ネクステラ・エナジーと【SO】を比較 

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オレンジ色のラインが【SO】サザンエナジーの株価増減率ですが、過去10年の株価のパフォーマンスは、【SO】よりも良いです。

【NEE】ネクステラ・エナジー まとめ

【NEE】ネクステラ・エナジーは、配当利回りこそ2.5%と少し物足りないですが、株価は安定した右肩上がりを続けています。10年前に対して株価は5倍以上になっています。増配率も高めです。公益電力株の中で時価総額No1です。

 

再生可能エネルギーに積極投資しています。NEEに限ったことではありませんが、電力会社の経営に大きな影響を与えるのは、原油価格です。経営のマイナス要因は、エネルギー価格の高騰、長期金利の上昇です。トランプ大統領の税制改革はプラスに働きます。

 

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www.mitakabu.com

◆米国公益電力株比較記事です。

①米国公益電力株9銘柄の株価、配当利回り、配当性向、時価総額を比較

②米国公益電力株9銘柄のチャート比較で分かったこと 

③米国公益電力株9銘柄の増配率とトータルリターン

 

◇米国公益電力株9銘柄の個別記事です(2019年2月6日終値で配当利回りが高い順)

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