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【INTC】インテル(Intel)の配当利回り1.99%だが半導体需要が大幅に増加した報道で株価上昇中

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【INTC】インテルIntelは世界最大の半導体企業です。デスクトップパソコンやノートパソコンのCPUと言えばIntelと言っても過言でなく、8割という圧倒的シェアを持っています。

そういった意味ではIntelは永続的に存在することを望む僕たちのような長期投資家向けの銘柄の一つといえるでしょう。 

インテルは、ロバート・ノイス氏とロバート・ムーア氏によって1968年に設立されます。ムーア氏は、ムーアの法則で知っている人も多いのではないでしょうか?

Pentiumシリーズ、Coreシリーズと革新的なCPUを開発してきたインテル、自社株買いにも積極的なインテルの銘柄分析をしていきます。

【2020年1月24日追記】

米インテルは、昨日23日、第1四半期と通期の売上高で強気な見通しを示した。

これはアマゾンやマイクロソフトが推し進めている大規模クラウドコンピューティングセンター向け半導体需要の急増によるものです。

株価は時間外取引で一時7.8%上昇した。

アナリスト予想が、売上高172憶ドルであったところ、第1四半期売上高は約190億ドル1株利益は予想1.04ドルのところ約1.23ドルを見込んでいます。

20年通期のアナリスト予想722憶ドルだったが、約735億ドルの見通しと大幅な改善が見られた。 

ということで一気に株価が上昇した。

これはグーグル、アマゾン、FB傘下のAWSがデータセンターの拡充を進めている影響によります。

さらに2020年に新工場や設備への投資を170億ドルに増やすと表明している。

景気のいい話です。CPU世界シェア8割の寡占企業にとって来るべきしてきたニュースといって良いでしょう。

【INTC】インテルはどんな事業をしている会社か?

インテル(Intel Corporation)はコンピューター部品メーカーで、コンピューター部品および関連製品を設計、製造、販売しています。

主な製品は、マイクロプロセッサー、チップセット、組込みプロセッサー、マイクロコントローラー、フラッシュメモリ、グラフィック、ネットワーク・通信、システム管理ソフトウエア、会議装置、デジタル画像製品など多岐に渡ります。 

インテルはSDRAMや、DRAMを世界で初めて開発しましたが、現在は利益率の高いCPUに注力しており、メモリ事業からは撤退しています。付加価値の高い製品にシフトしていく戦略です。

【INTC】インテルの基本情報

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(出典:dividend.comのホームページ)

ティッカー:INTC
本社:アメリカ合衆国 カリフォルニア州 サンタ・クララ
配当利回り:1.99%
1株配当:年間1.26ドル
配当性向:27.04%
連続増配年:5年

連続増配年5年です。配当利回りは、1.99%ですが、半年ほど前は2.73%ありました。直近の好業績により株価が上がったことが要因です。配当性向についても、27.04%と増配期待が大きい銘柄です。

【INTC】インテルの権利落ち日と配当支払日

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 【INTC】インテルの過去の 配当落ち日は、上表2列目になります。配当落ち月は、2月,5月,8月,11月で、配当支払い月は3月,6月,9月,12月の年4回です。

【INTC】インテルのチャート

10年間の株価チャート(月足)

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(出典:SBI証券) 

直近高値からの下げは、向こう3年の成長率が数パーセント台になるといった報道によるものだと思われます。

5年間の株価チャート(週足)

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(出典:SBI証券)

5年チャートを見るとわかりやすいですが、過去、RSIが30付近で反発することが多く、現在はある意味仕込み時かもしれません。 

これ以下のデータは、出典についての記載がない場合、MorningStar社のホームページより取得し、僕がグラフ化したものです。最新情報はMorningStar社のホームページを参照ください。

【INTC】インテルの一株利益と一株配当

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【INTC】インテルの一株配当と増配率

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DPS(一株当たり配当)は、2011年に大きく上げ、増配率は23.8%ほど、その後の増配率はパッとしないようにも見えますが、他銘柄と比較して、良い比率で増配を続けています。

【INTC】インテルの一株配当と配当性向

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 インテルIntel【INTC】の配当は見事な右肩上がりを描いています。それでいて配当性向は50%以内に収まっていてまだまだ余裕が有ります。

【INTC】インテルのEPSとBPS

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【INTC】インテルの売上と利益推移

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売り上げは10年で2倍に伸びています。前述しましたが、CPUのシェアは8割を超えていて、そのシェアのおかげで、営業利益も20%を切ることはありません。

パソコンを作るためには、インテルのCPUが必要という状況は、今後も続くと思われるので、このような状況が今後も続くと予想できます。

【INTC】インテルのキャッシュフロー

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製造業なので、それなりの投資キャッシュフローはありますが、それをこなして、しっかりと毎年フリーキャッシュフローを創出できています。

【INTC】インテル まとめ

これまで見てきたように、インテルの銘柄指標は良好と言えます。

ただし、現在のデジタル・ハイテク産業は、技術革新が早く、時代の波に乗った経営が求められます。日本の携帯電話産業が衰退したのも最近のことです。インテルも油断はできません。

インテルの今後の経営としては、スマートフォン用CPUの成長分野への事業をスムーズに立ち上げていくことができるかに注目です。 

CPUはデジタル製品の基幹部分です。ここに強みを持つインテルは今後も成長企業で有り続けるでしょう。

 

配当利回りが株価の成長とともに小さくなって見えますが、株価が急激に上がっているからであり心配はいりません。

株価は高値から下げておりRSIも30%付近でしたが、イッキに上がってきてしまっています。

購入を検討される方は、ご自身の判断で、最良の判断を!!

 

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