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【GSK】グラクソ・スミスクラインの株価は安定的で配当利回り6.74%!!英ADR銘柄に投資妙味あり

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【GSK】グラクソ・スミスクラインは、イギリス・ロンドンに本社を置く世界有数の規模を持つグローバル製薬企業で、「グラクソ・ウエルカムplc」と「スミスクライン・ビーチャムplc」がミレニアムイヤーの2000年に合併してできた製薬企業です。

 

税引前配当利回りが、6.74%と高配当で、英ADR銘柄なので外国源泉徴税が無いのが、米国株長期投機家にとっては大きなメリットです。

 

米国株の配当にかかる税金は、10%の外国源泉徴収税と日本国内の税金(15.315%の所得税+5%の地方税=21.315%)です。

 

手取りは約72%になります。ですが英ADR銘柄の【GSK】は外国源泉徴収税が無いので手取りは約80%です。 長期投資では特に大きなメリットになります。

 

過去の株価を見ると2000年までは株価は成長を続けてきましたが、リーマンショックで下落して、2015年ごろまで値を戻していましたが、そこから再び下落傾向で冴えない状況です。

 

それでも、投資タイミングを見極められれば高配当株のメリットを受益しながら、株価上昇の益を得られそうなチャートをしています。

 

米国の製薬銘柄は、【ABT】アボット、【ABBV】アッヴィ、【PFE】ファイザー、そして、今回銘柄分析する【GSK】グラクソ・スミスクラインについては少なくとも知っておいて損はありません。では【GSK】の銘柄分析していきます。 

【GSK】グラクソ・スミスクラインはどんな事業をしている会社か?

GSKの製品名を聞けば、ほとんどの日本人が「知っている!!」というほど浸透しているブランド薬を持っています。コンシューマーヘルスケア製品としては、ポリデントアクアフレッシュコンタックシュミテクトボルタレン.etc...。

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事業の柱は、医療用医薬品・ワクチン・コンシューマーヘルスケアの3つですが、意外と身近に製品があるのは驚きです。 

その他、GSKは呼吸器疾患やエイズウイルス(HIV)治療薬に強みがあります。

【GSK】グラクソ・スミスクラインの基本情報

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(出典:dividend.com)

ティッカー:GSK
本社:イギリス・ロンドン
配当利回り:6.74%
1株配当:年間2.36ドル
配当性向:80.2%
連続増配年:1年

連続増配年1年です。GSKは連続増配にはこだわっていなく、業績連動型の配当を実施しています。それでも、配当利回りは、6.74%。配当性向についても、80.2%とまだ余裕があります。

長期投資目線で考えると現在の6%越えの配当利回りは流涎の的となります。

【GSK】グラクソ・スミスクラインの権利落ち日と配当支払日

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【GSK】グラクソ・スミスクラインの過去の 配当落ち日は、上表2列目になります。配当落ち月は、2月,5月,8月,11月で、配当支払い月は1月,4月,7月,10月の年4回です。

【GSK】グラクソ・スミスクラインのチャート

10年間の株価チャート(月足)

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【GSK】グラクソ・スミスクラインの過去10年間の株価推移をみてみると、2015年からは株価は上げ下げを周期的に続けていてよこよこの状態です。RSI値からすると30付近まで落ちるところで購入を検討したくなるチャートです。 

僕なら35~37$付近で買いたいですね。できれば35$がいい!!こういった購入目標を立てておくと、市場全体が下がった時に購入するか判断する材料となります。

5年間の株価チャート(週足)

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5年チャートは週足表示なのでさらに分かりやすくなりますが、直近は株価が戻しているので、僕なら株価が下がるのを待ちます。RSIは、割安か割高かわかりやすいので僕は重要視しています。

 

でもNEEを購入した時はRSI70付近の割高状態で購入しています… 。

【GSK】グラクソ・スミスクラインの一株利益と一株配当

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一株利益を見ると安定していません。業績が安定していないと言うことになりますが、それが配当額に表れているようです。

2014年までは、順調に増配していましたが、最近の利益の落ち込みで増配はストップしています。今後の配当状況に注目です。

【GSK】グラクソ・スミスクラインの1株配当と増配率

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DPS(一株当たり配当)は、2015、16年と減配になっています。2017年は1.6$まで戻していますが、2014年の配当と同額となっています。

【GSK】グラクソ・スミスクラインの一株配当と配当性向

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2016年の配当性向のデータがありませんが、配当性向が100%超える年もちらほらあることがわかります。無理をして配当を出している年もあるということは、株主からするとありがたいですね。

【GSK】グラクソ・スミスクラインのEPSとBPS

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【GSK】グラクソ・スミスクラインの売上と利益推移

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 売上は、2015年までは、やや下落傾向の横ばいという感じで、2015年からは力強く売上が伸びています。営業利益率は20%越えですが、他社と比べて高いわけではありません。 

2016年の製薬会社売上高で言うとGSKは世界5位でした。

【GSK】グラクソ・スミスクラインのキャッシュフロー

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近年、投資キャッシュフローが漸増しています。フリーキャッシュフローは2015年は辛くもプラス維持な感じですが過去10年マイナスになったことはありません。 

2015年の営業CF,フリーCFの減少は、事業再編によるもので、2016年には2014年に比べてもフリーCFが大幅に伸びています。事業再編が上手く行ったとみていいでしょう。

【GSK】グラクソ・スミスクライン まとめ

意外と日本人に身近な製品を持つ【GSK】グラクソ・スミスクラインですが、配当利回りは十分にヘルスケアセクタへの投資を検討している場合は、候補の一つになるでしょう。 

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ただ注意点としては、配当が漸増しているわけではなく、業績に合った配当を出しているところです。企業側からしたら健全経営できているわけなので、無理に配当を出すことが株主にとって本当にメリットなのかは考え方次第です。

上図はGSKの2002年からの配当推移を示していますが、月ごとの配当には凸凹がありますが、実は2月が高くなる傾向があることがわかります。

【GSK】は英国ADR銘柄となっていて、現地課税10%がかかりません。これは大きなメリットですしそもそも配当が5%越えと高いので投資対象として十分です。 

売上高がここ3年延びてきています。

 

GOOD LUCK!! 

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