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【DUK】米国公益電力企業デュークエナジーは配当利回り4.3%の株価安定の公益電力株

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【DUK】デュークエナジーは、米国最大の電力会社です。年間売上高は、約230億ドル(2.53兆円、1$110円計算)。2011年にプログレス・エナジーを買収し米国最大の電力会社になりました。

 

この超大型買収から8年経た現在、当然ですが、この買収効果が、今の事業内容に反映されてきているので、そういった見地から【DUK】を見て行くのも面白いことです。

 

【DUK】の事業内容は9割越しが電力関連で、1割弱がガス関連事業、他となっていて生粋の電力会社と言えます。国土が広大な米国には他にも多くの電力会社が存在しますが、米国No1の電力会社の財務内容を知っていれば、他の銘柄との比較する時にも役立ちます。

 

ところで社名のデュークの意味が知りたくないですか?調べても分かりませんでした。

 

デュークの意味を調べたのをキッカケに、本当に全く話が変わりますがデュークと聞いて思い出すのが「デューク更家さん」です。知っている方も多いと思います。

 

自分で開発したウォーキング方法である「デュークウォーク」でお金持ちになった方です。更家さんは「歩き方に初めて注目した日本人」と言われています。

 

だけど、悪い言い方をして申し訳ないですが、「歩き方を教えるだけでどうやってお金持ちになれるの?」という疑問があるのも事実。少し調べてみました。

 

彼は、カーレースのF1好きなら誰もが知っている有名なモナコのトンネルの上のマンションの1室を所有しています。買ったときは3億円で、今は30億円だそうです(本人談)。すごいですね。

デューク更家さんの豪邸

お金持ちになった理由は、ウォーキング教室を多数所有していることが最も大きいようです。

 

更家さんは、学生の頃に開業したジーンズショップの売れ行きが悪く倒産、その借金の返済のため、飲食店などでバイトをして借金を返済したそうです。

 

若い時に起業するとは、このブログの中で何度か言っているお金持ちに最も重要な「行動力」を更家さんはお持ちのようです。

 

おもしろい話ですが、当時貧乏だった更家さんは、女性のひも男のような生活でなんとかしのいだそう!!今の彼からは想像できないですね。

 

そんなこんなで、貧乏時代を経験した更家さん、転機が訪れたのは、モデル向けにウォーキングを教える仕事をしていた時でした。

 

更家さんのお母様が、足の怪我をしてしまったそうで、「正しい歩き方」が必要なことに気付きそれを一般の人に教える教室を開いたそうです。それが当たって、その資金から今は他の事業を拡大しておられます。売上は少なくとも何十億円規模とのこと。

 

私は、成功者のこういった話が好きなのですが、「失敗してもあきらめないでチャレンジし続ける」ことがやはり大事なようですね。歩くという生物すべてがおこなっていることに価値を与えることができる非凡な才能が私にもあれば…

 

話が大幅に脱線しましたが、米国の電力会社の【DUK】デューク・エナジーの分析していきます。

【DUK】デューク・エナジーの事業内容

デュークエナジーは、米国内売上100%の国内専門電力会社です。日本の電力会社と異なり、米国の電力会社は国際的な電力供給を行っている会社もありますが、【DUK】は米国に集中投資しています。

 

電力供給は、約770万の企業や、一般家庭に行っており、その事業は、フロリダ州、オハイオ州、ノースカロライナ州、インディアナ州など5以上の州を跨ぎます。

 

他の電力会社と同様にガス供給事業をも行っていて、売上高の約10%がガス供給事業からのものです。

【DUK】デューク・エナジーの基本情報

ティッカー:DUK
本社:アメリカ合衆国 ジョージア州 アトランタ
配当利回り:4.32%
1株配当:年間3.71ドル
配当性向:78.6%
連続増配年:12年

PER:19.6
PBR:1.42
Beta:ー

連続増配年12年です。配当利回りは、4.32%配当性向についても、78.6%とまだ余裕があります。公益事業ですから、株価の変動が小さく安定、配当利回りも高いので、長期投資目線で考えると流涎の的となります。ディフェンシブ銘柄の筆頭です。

【DUK】デューク・エナジーの権利落ち日と配当支払日

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 【DUK】デューク・エナジーの過去の 配当落ち日は、上表2列目になります。配当落ち月は、2月,5月,7月,10月で、配当支払い月は3月,6月,9月,12月(現地ベース)の年4回です。

【DUK】デューク・エナジーのチャート

10年間の株価チャート(月足)

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【DUK】デュークサザン・カンパニーは、2008年のリーマンショック後に株価が持ち直してから、右肩あがりです。値動きの特徴としては、1年ぐらいの感覚で上げ相場、下げ相場が繰り返していることです。

 

RSIを見ても、私個人的には購入はもう少し待ちたいところです。

5年間の株価チャート(週足)

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5年チャートの方がRSIは見やすいですが、私なら、少なくとも5年チャートのRSIが30付近まで下がったら購入の検討をします。過去のチャートからもできれば、70$付近まで下がったら検討したくなります。

【DUK】デューク・エナジーの一株利益と一株配当

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一株利益は各年で上げ下げしていますが、上昇傾向で問題ありません。一株配当(DPS)は、連続増配しているので右肩上がりです。

【DUK】デューク・エナジーの一株配当と増配率

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2011年にプログレス・エナジーを買収した効果なのか、2015年から増配率が上がっています。米国株投資家にとってはうれしいかぎりです。

【DUK】デューク・エナジーの1株配当と配当性向

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配当性向は、たまに100%を超えいますが、プログレス・エナジーなどの買収によるものと推察できます。経営的には安定経営です。

【DUK】デューク・エナジーのEPSとBPS

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【DUK】デューク・エナジーの売上と利益推移

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2011年にプログレス・エナジーを買収した効果がありありと出ていますね。2012年、2013年と買収効果で売り上げが伸び、その後も、順調に漸増しています。経営は上手くいっているとみて良いでしょう。

 

2016年には、ピードモント・ナチュラルガスと統合し、売り上げが伸びています。

 

経営が上手くいっているかは、営業利益率を確認することができますが、10年前の19.1%から2017年は25.6%に上昇しています。利益率も漸増。効率的な経営ができていると見るとこができます。

 

営業利益率は25.6%と日本の電力会社と比較すると驚異的に高い状態です。因みに東京電力は2%前後、一番経営が良い中部電力で6%前後、関西電力で4%前後です。

【DUK】デューク・エナジーのキャッシュフロー

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電力会社特有のキャッシュフローを示しています。投資キャッシュフローが大きくいです。

 

フリーキャッシュフローがほとんどマイナスなのがきになりますが、電力会社は、電力価格決定力と、事業リスクが低いので、万が一に備える必要性が薄いので問題はないでしょう。

 

他の電力会社もこのようなキャッシュフローとなりがちですが、電力会社は、発電設備や、送電網などの設備費が大きい事業体となっています。

 

それでも、安定した電力使用量が稼げるので、経営的には問題はありません。 

【DUK】デューク・エナジーを【SO】と比較

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【DUK】デューク・エナジーを、米国株投資家に人気の【SO】サザン・カンパニーと10年間の株価推移を比較ます。2008年の10年前基準で株価がどのような推移を示したかを表します。オレンジが【SO】サザンなので【DUK】の圧勝です。

 

人気があるから買うというよりも、自分で分析して買うということが必要だと、自戒してしまうチャートですね。

【DUK】デューク・エナジー まとめ

【DUK】デューク・エナジーは、公益安定の電力株でありながら、株価も順調に成長しているというありがたい銘柄のようです。現在の配当利回りは、4.3%と、税引後の配当利回り4%以上を目標としている私には少し足りないなぁと一瞬思いましたが、

 

連続増配を12年続けていて長期投資目線では、問題なく買いの銘柄です。

 

実は、【SO】サザンを買おうと検討中でしたが、実は【DUK】の方が良い?ということに気が付きました。今現在はRSIが大きいので、手が出ませんが、株価をモニターしていき購入タイミングを計りたいと思います。

 

株価は、安定的に漸増しているし、配当利回り4.3%と高配当、増配株、電力株なので、ずっとポートフォリオに電力株を入れたいと考えていたので、私の購入予定銘柄にしたいと思います。今は、【DUK】>【SO】です。

 

デューク更家さんのように、超富裕層は無理ですが、米国株投資で着実に資産を気付いていきたいと思います。なぜ日本株には、このような株が少ないのでしょうかね。日本株は、増配どころか、増資が多すぎると思います。

Good Luck!!

 

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①米国公益電力株9銘柄の株価、配当利回り、配当性向、時価総額を比較

②米国公益電力株9銘柄のチャート比較で分かったこと 

③米国公益電力株9銘柄の増配率とトータルリターン

 

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