日立サラリーマンの米国株投資

『知識は力☆自由で幸せな人生を手に入れるためにいっしょに学ぼう!!』

【BP】ブリティッシュ・ペトロリアムは国際石油メジャーで英国ADR銘柄、5.7%の高配当利回で底値付近推移中!!|ミタゾノ

f:id:kakusala:20190228160142p:plain

【BP】ブリティッシュ・ペトロリアムは、国際石油企業です。かつては、ブリティッシュ・ペトロリアムと言う社名でしたが、ティッカー【BP】と同じBPという社名に変更されています。

僕は、同じ石油銘柄の【XOM】エクソン・モービル株を少量保有していますが、他の石油銘柄に良い銘柄が無いか探索していて、BPにたどり着きました。それではBPの銘柄分析をしていきます。

【BP】ブリティッシュ・ペトロリアムはどんな事業をしている会社か?

本社はイギリス・ロンドンにあり、事業内容は、石油や天然ガスの探鉱から採掘、輸送、石油精製、小売まで一括でっている。【XOM】や【CVX】などの他の石油メジャーと同じく、採掘から、小売販売までと事業の裾野が広いという特徴があります。 

BPは2010年にメキシコ湾原油流出事故を起こしています。メキシコ湾で海底油田を掘削中に爆発事故を起こし、掘削パイプが破損したことにより原油が流出、深度が深かったために、対策に多くの時間を費やしました。 

結果的に特殊な潜水艦で、セメントを原油漏れ部に注入し原油流出を防ぐことに成功しましたが、環境絵の影響は甚大なものでした。この事故の賠償額が6兆円にものぼり2015年は赤字を計上しています。

【BP】ブリティッシュ・ペトロリアムの基本情報

f:id:kakusala:20190228160211p:plain

ティッカー:BP
本社:イギリス ロンドン
配当利回り:5.70%
1株配当:年間2.44ドル
配当性向:71.8%
連続増配年:1年

連続増配年1年です。配当利回りは、5.70%。配当性向についても、71.8%とまだ余裕があります。長期投資目線で考えると現在の5%越えの配当利回りは流涎の的となります。

【BP】ブリティッシュ・ペトロリアムの権利落ち日と配当支払日

f:id:kakusala:20190228160231p:plain

 【BP】BPの過去の 配当落ち日は、上表2列目になります。配当落ち月は、2月,5月,8月,11月で、配当支払い月は3月,6月,9月,12月の年4回です。

【BP】ブリティッシュ・ペトロリアムのチャート

10年間の株価チャート(月足)

f:id:kakusala:20190228160251p:plain

2010年のメキシコ湾原油流出事故により株価が大きく下落し、株価はその後に回復していましたが、2014年ごろからの原油安により再び30ドル割れまで落ちました。今は、原油価格の上昇とともに株価も上昇してきています。  

5年間の株価チャート(週足)

f:id:kakusala:20190228160310p:plain

5年チャートを見ると2018年の年末に大きく値をさげ、RSIが30を下回っていて売られすぎ水準となっていました。結果論ですがここは買い時でしたね。35$付近に抵抗線があるので、直近の目標としてはこのあたりでの購入は投資妙味がありそうです。

【BP】ブリティッシュ・ペトロリアムの一株利益と一株配当

f:id:kakusala:20190228191743p:plain

【BP】ブリティッシュ・ペトロリアムの一株利益と純資産

f:id:kakusala:20190228160349p:plain

【BP】ブリティッシュ・ペトロリアムの一株配当と配当性向

f:id:kakusala:20190228191840p:plain

  配当性向がゼロになっている年があります。MorningStarのHPよりデータを取得していますが、なぜかデータが無いためです。

【BP】ブリティッシュ・ペトロリアムのEPSとBPS

f:id:kakusala:20190228191908p:plain

 

【BP】ブリティッシュ・ペトロリアムの売上と利益推移

f:id:kakusala:20190228191930p:plain

 2010年の営業利益の落ち込みは、メキシコ湾の原油流出事故の為です。2014年から営業利益が落ち込んでいますが、原油安による影響です。

流出事故の方が営業利益の落ち方は大きいですが、原油安も石油業界に多大な影響を与えたことが良く分かります。

【BP】ブリティッシュ・ペトロリアムのキャッシュフロー

f:id:kakusala:20190228191947p:plain

【BP】と【RDS.A】【RDS.B】【XOM】【CVX】のチャート比較

f:id:kakusala:20190305081740p:plain

BPと【RDS.A,B】ロイヤルダッチシェル、【XOM】エクソンモービル、【CVX】の過去のチャートを比較すると、【BP】の成績が残念ですが、最も良くないようです。原油流出事故の影響か?さえない状況です。

 

2000年ごろに投資したとしてリターンが大きかったのが【XON】と【CVX】だったということになります。

このチャートを見ると今の配当利回りが気になるので比較表を載せます。

【2019年3月5日終値ベース】

  株価$ 配当利回り%
BP 42.64 5.77
RDS.A 62.29 6.04
RDS.B 63.13 5.91
XOM 80.31 4.15
CVX 122.12 3.98

BPとRDS.Bの値動きはほとんど同じなので、配当利回りだけで検討するとRDS.Bが買い?

【BP】ブリティッシュ・ペトロリアム まとめ

BPの配当利回りは、他社の石油メジャーと比較しても高く設定されていますが、【RDS.B】も同水準の配当利回りであることから、わざわざBPに投資するメリットが僕には見当たりません。

僕はフリーキャッシュフローが過去5年トータルで、プラスになっていればOKとの見方をするのですが、どうやらBPはマイナスのようです。経営的に厳しい状況です。

売り上げ自体が安定しないので、安定した経営が難しく、正直高配当の維持には無理があると言わざる負えません。

 

関連記事

 

僕も保有している【XOM】エクソン・モービルの記事です。

www.mitakabu.com

バフェット銘柄一覧です。

www.mitakabu.com

お金の話です。

www.mitakabu.com