僕は、ビジネス本には大きく分けて、「精神論を叩き込まれる系」と、「数値に裏打ちされた分析説得系」の本があると思ってます。今回紹介する本は、米国株にの過去のリターンを数値的に分析したものです。
僕が、長期投資が株式投資の答えなのだと確信をもったきっかけになった本で、僕の米国株投資のバイブルです。
今日は、まだ読んだことがない方のためにこの本について少し紹介させていただきます。米国株投資をするなら必読本と思っていただいてOKです。
僕が日本株から米国株投資に移行したキッカケ
2005年に発刊された「株式投資の未来」は、ジェレミー・シーゲル教授が書いた名著です。
僕が、日本株でグダグダしていた時、たまたま出会った本なのですが、その内容のすばらしさから、日本株から米国株投資に大きくチェンジしたきっかけとなった本です。
この本には、第二次世界大戦終戦から12年後の、1957年~2003年までの米国株のトータルリターン上位20銘柄が掲載されていて、どのような銘柄に投資すべきなのかを教えてくれます。
過去のデータを用いて、多角的な見方で分析し、どの章のどの項の結論にも説得力があります。僕も多くの本を読んできましたが、こういった本は特に稀だと思います。
「株式投資の未来」でのシーゲル氏の主張
僕たち投資家は、毎年何倍にも成長するような成長企業を探し出し、その企業に投資してリターンを得ることが正しいと思いがちですが、そこには罠があるということをシーゲル氏は主張しています。
これを本書では【成長の罠】といっているのですが、過去のデータを見ると成長企業の株は割高な傾向を示し、実際の企業価値と乖離し、株価が大暴落する場合があるということを主張されています。
本当に富を得たいなら、一見地味だが、着実に利益を伸ばす企業に、長期投資すべきということです。
まとめ
ジェレミーシーゲル氏著作の「株式投資の未来」は、豊富なデータをもとに説得力のある結論を導き出す良著です。
そして、この本を読んだ後、米国市場の強さと、銘柄選びの基本的考え方が自分の中に得られます。あなたの本棚に保管して、投資に迷ったときに読むことで得られる気付きは多いです。
本当に価値のある本にであえる機会は、そう多くはありません。本を保有することによって、なぜ米国株投資なのか?を理解できる価値ある一冊です。
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