僕、ユキヒデは60歳までに6,000万円の「投資資産」を構築することは、日本企業で働く普通のサラリーマン(フツサラ)でも可能なのか?
という疑問の答えを知りたくて今回検討してみることにしました。
この目標を達成するためには、
①本業の収入UP
②米国株投資で配当を複利運用
③副業・節約
の3つを、上手く回しながら収入を上げ、その収入を元に投資効率を上げていく必要があることは、これまでの僕の実践経験ですでに経験しています。
では、「60歳で6,000万円の資産を構築する」ということは、フツサラにとってどのくらいのレベル難易度なのでしょうか?
これからのサラリーマンの働き方は、自分の能力をあげ、金融リテラシーを身に付け、それを最大限に活用する時代です。
与えられるのではなく、自ら勝ち取るマインドで生きていかないと、どこで経済的に追い詰められる事態に遭遇するか分かりません。
ところで、
僕たちフツサラは、会社の給料1つだけで生活を成り立たせることだけしか、生きる道は無いと思い込んでいる、または思い込まされている節があります。
なぜサラリーマンは、一つの会社からもらう給料で生活することを強制されるのでしょうか?
よく考えると、会社が倒産したり、リストラされる場合さえあるのに
「運が無かったからしょうがないよ」
と会社から放り出されるって「?」
近年、会社の業績は良いのに45歳以上のリストラ募集が大手企業でも起こっています。ある企業はリストラ発表の数年後、優秀な人材を1,000万円の給与で募集しています。
企業の方針が変わってきていると感じませんか?
一方、パソコン1本で、自由な人生を歩みつつ、生計を立てている人がいることも事実です。
10年ほどの短い単位で、時代は変わっていく感覚を僕たちはビリビリと感じながら生きた方が今後は良さそうです。
自動運転の車が生きている間に開発されつつあることがそれを物語っています。自動運転車ができたら、人は車を保有しなくなるでしょう。TOYOTAも相当な危機感を持っていると、TOYOTAに入社した同期も言っていました。
これまでの社会通念が通じない 時代に、自分がどうやって人生の目標を達成するのかを考えながら働くことがこれからは大切になってくるはずです。
お楽しみください。
60歳までに6,000万円作ると人生楽園
まず、60歳までに6,000万円の資産を作る難易度を考えていく前に、
60歳までに6,000万円つくるとどれ位「幸せ」で何ができるかを書いていきたいと思います。資産6,000万円の構築を目標にする理由です。
「幸せ」とは、自由に自分のやりたいことができて、経済的な理由から諦める必要がない状態だと僕は定義しています。
60歳の時に6,000万円あれば幸せなのは当たり前だと思うかもしれませんが、
6,000万円ほどの資産を構築すれば、見方が変わります。
フツサラの生活パターンの、稼いだ給料のほとんどを、家賃や住宅ローン子供の教育費など、右から左に消費してほとんど手残りがないような人生から解放されるということです。
自分自身の時間と労働で、稼いだ給料は、支払いのため右から左と持っていかれる。一体誰のために手に入れた給料なんだ?と思ったことは無いですか?--;)
米国株投資をやっている人は知っている方も多いと思いますが、投資には「4%ルール」というのがあります。
米国株投資では、ポートフォリオで税引後配当利回り4%での運用は可能なので、
投資元本を構築してその配当で生活するという考え方です。
生活費の25倍が必要な元本になります。
6,000万円を25で割ると、240万円です。240万円は、6,000万円の4%です。毎月配当だけで、20万円の生活費を確保できる計算になります。
そして、フツサラは、厚生年金を40年も払っています。
僕たち世代は、払った額より、将来はもらえない年金と言われますが、年金制度がなくなることだけは有りません。
モデル世帯夫婦2人で、フツサラでも年金は20万円/月ほどもらえます。6,000万円の投資資産とあわせて考えると
年金20万円
配当20万円
で毎月40万円の手取り収入になります。
これだけの収入があれば、行こうと思えば旅行にもいつでもいけます。
そして、必要のないお金は、さらに投資を続ければ資産は増える一方です。複利運用の恩寵をさらに得ていけます。
人生の見方が変わってきます。老後は完璧な富裕層ですから。いま老後と言いましたが、市場動向によっては、老後を速めることも可能です。
これって貯蓄だけでは絶対にこのような思考になれません。70歳か一生働くことになります。
6,000万円作るのに、毎月いくら投資する必要があるか?
6,000万円を配当利回り4%で運用すると、年間240万円の手取り配当を得ることが十分可能であることはこれまでの説明の通りです。これが6,000万円のパワーです。
毎月20万円生活に使うこともできるし、そのまま再投資して複利運用して資産を膨らますことも可能です。この選択できる状況がとても大切なのです。
資産がない人は、強制的に働き続けるしかありません。でもある一定の資産額を構築すれば、僕たちフツサラでも選択権を得ることができるのです。
ではこの6,000万円を60歳までに作るために毎月いくら、あなたの本業の給料から積み立てていけばいいか検討していきましょう!
では、
20歳から貯金を始めて60歳時に6,000万円を作るには?
では「貯蓄した場合」と、「投資した場合」の2パターンで見ていくことにします。
例えば「ゆうちょ」に貯金
20歳から60歳までの40年間を貯金だけで6,000万円を貯めたと考えて検討します。
日本の銀行金利は利回りが悪すぎるので利率は考慮しません。
6,000万円/40年=150万円/年
貯める必要があり、
150万円/12カ月=12.5万円
毎月12.5万円貯蓄する必要があります。高額です!!!
フツサラの給料では難易度が高いのことが理解できると思います。無理ゲーです。
日本の銀行は金利がほぼ0なので、そもそも貯金で資産を築くことはフツサラの収入額では不可能、高給の人でもには非効率です。
では投資したらどうなるか?という思考になります
計算してみます。読むにお疲れでしょうが、もう少し読み進めていただけると幸いです。
米国株に投資して利回り4%で、複利運用
分かりやすくするために、米国株投資家に人気の、通信王手の【T】AT&Tに投資した場合で考えていきます。
ここでは1銘柄に投資していくと考えますが、実際はリスク分散して個別株、ETFや債券、不動産リートなどに分散投資するのが理想です^^
【T】AT&Tの過去の株価チャート
【T】AT&T現在配当利回りが5.42%ほどで、今現在投資したとしても、手取り配当4%を確保でき、業績も安定している銘柄です。連続増配銘柄としても有名です。僕も保有しています。チャート横軸は40年弱のスパンになります。
今検討している40年の投資期間とほとんど同じになります。
では、20歳から60歳までの40年間この銘柄に毎月あなたの給料からいくら投資すれば子6,000万円になるでしょうか?
毎月の投資額がいくらになるか算出しました。^^
【検討条件】
税引後配当利回り4%で運用
株価の値動きは考慮しない
40年間毎月積み立て
配当は複利運用
証券会社の再投資手数料は考慮しません
計算の結果、
毎月5万円投資すれば60歳でほぼ6,000万円達成できることがわかりました。
貯蓄だけで6,000万円を準備するには、毎月12.5万円を貯金する必要がありましたが、
投資の複利運用を活用すれば、毎月5万円で済むことになります。
フツサラでも現実的な金額に近づいたと思いませんか?
そして複利運用効果の、強力さにも気が付きます。自分で準備する資金は
5万円✖40年間✖12カ月=2,400万円です。
6,000万円自力で貯蓄するよりも3,600万円も少なくて済みます。
もちろん、投資期間中は株価は上がったり下がったりします。でも、40年間毎月積立投資することでリスク分散ができて、理論的には、40年の株価の平均で株を購入できます。
60歳時に平均の購入額より株価が高ければ、キャピタルゲインを得られます。もしも40年前に【T】に投資していれば、相当なキャピタルゲインも得られていたことはチャートを見ると理解できると思います。
そして、60歳の時の投資資産の内訳を見ると理解できますが、累積配当の方が、自分の給料から捻出した投資元本よりも上回っています。
投資成績が悪い想定、つまり60歳時に株価が下がってしまったとしても、平均購入額の半値程までは耐えられるのが分かります。累積配当が積み重なっていますからね。
現実には60歳や、自分が定めたリタイヤに近づいたら株は売ればいいのでリスクはコントロールできます。
株式投資をまだ始めていない方でも感じることができいると思います。
どんなことがあっても、自分の投資元本は確保するなら、60歳時投資元本は2,400万円まで積みあがっているので、老後2,000不足するというもんだいもすでにクリアしてます。
だったら、投資して利益を狙っていこうよ!!と言う思考です。
もしあなたが、投資期間を40年確保できるなら、毎月5万円を捻出して、投資していきたくなりませんか?
米国株投資家に関わらずですが、投資家はこのような思考で投資を継続しているのです。
この投資法は、人間の寿命が100歳近くまで伸びたおかげで可能になったものです。
長く生きることで、投資期間を延ばし、長期投資で複利の恩寵を享受していきます。
現代人は幸せです!!
60歳で6,000万円を構築することは、
若い時に始めれば難易度は
毎月5万円、年間60万円を積立投資するというものです。
難易度を見える化できました。
高給取りなら難しくない水準でしょう。日本企業は若い時は、給料がなぜか同期と横並びで安いという現実があります。僕は優秀な人はどんどん給料を上げるべきだと思っています。
でも、まずは、自分の給料が安いのか、それとも無駄遣いで生活費が高いのか自分の現状を見直すことはしておいた方がいいと思います。
給料が安いなら、ブログで稼ぐのが一番手っ取り早く、長年継続できる分野だと思います。なにより、世の中に自分の意見を発信できるということはとても価値があります。
YouTubeでもいいです。広告収入を得られるようになれば、それだけで投資資金を賄えるかもしれない。もっと成功すれば、働かなくてもいいかもしれなません。
少し行動するだけで、人生が一気に開ける感覚になると思います。
ここまでの、試算してきたことは、特に今あなたが20代ならばとても役に立つ内容のはずです。それはこの検討と同じく、投資期間を長く確保できるからです。
では、30代、40代の人が
60歳で、6,000万円の資産を構築することはフツサラには無理なのでしょうか?
次回の記事で分析していきます。投資期間が短くなるので、難易度はあがると予想はしつつ^^)
フツサラが60歳までに6,000万円の資産を構築することは可能か?
第1話 その難易度とやるべきこと ⇐いまココに居るよ^^
第2話 投資元本創出が最重要!
第3話「投資✖副業」
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